思わないタイミングとその言葉に私は一瞬パニックぎみ…。


顔が熱い。


急いで高島君の後を追いたいのに、足が出ないで立ち止まってその背中を目で追っている。



ドキッ


高島君が振り返って、私を見て微笑みながら戻って来る。



「なに立ち止まってる?」



そう言って私の手を引いて、また歩き出した。
そして、少し恥ずかしそうに言う。



「そんなに照れられると、こっちまで照れちゃうじゃん。」


「あっごっゴメン…。
つい。
でも嬉しくて。」



私は慌てて、謝る。



「なんか、やっぱり変だよな?
でも、こうゆうのもいいな!」


「うん!
てゆうか、こうゆうのしかわからないけど。
私はずっと高島君に、ドキドキしっ放しだしねっ!」



私が言うと、私達はまた目を合せて笑い出した。


やっぱりいいね。
こうゆうの。


楽しいし、幸せだね。