「じゃあ!美白で!!」


「えっ。高島君まで美白になっちゃうじゃん!」


「ドラキュラみたいでいぃじゃん♪」



何て言いながら、設定をしてポーズをとる。


普通に立って並んで、ピースして撮ったりアップで変顔してみたり。


高島君も何気にノリノリで、デコったり楽しいみたいでよかった。





…カシャン



「出てきた。」



暫く待っていると、取り出し口にプリクラが出てきた。

私は近くに置いてあるハサミで半分に切って片方を高島君に差し出した。



「はぃ。」


「ありがとう。」



高島君は受け取ったプリクラを見て出来上りに満足そう。
そしてお財布にしまった。


嬉しい。



高島君のお財布に2人のプリクラが入ってる。



そう思いながら、私も手帳にプリクラを挟む。



「あ、それ見たい。」



「プリクラ?
いいよ。」



私はそのままプリクラがびっしり貼ってある手帳を渡した。