ちょっと客席を彷徨っていると、カップルで座っていた人が立ち上がる。


すかさずゲット☆


暫く座って待ってると、トレーを持った高島君が到着した。


トレーの上には約3人分。



「お腹空いてたから、いっぱい買っちゃった。」



そう言って美味しそうに食べだす。

うまいって言って豪快に食べている高島君は、やっぱり普段と違ってカワイイ。


私も頂きますをして食べだす。


ここのハンバーガーは、野菜もたっぷりでパテもジューシーで私はお気に入り。


だから私もルンルンで食べる。



「実莉いつも旨そうに食うよね。
見てて気持ちがいいよ。」



私を見て高島君が、笑いながら言う。



「だって、おいしぃもん♪
ってゆうか、あんまり見ないでよ。
恥ずかしいじゃん…。」


私も答える。
私が恥ずかしがるから、高島君は面白がって
じぃ~…
っと見つめてくる。


食べているのを忘れちゃいそうな位、秒殺ノックなまなざしで。



「もぉ~反則だから!
食べれないじゃん!」



って私がぷりぷり怒ってると、ゴメンって
これまた反則的な笑顔で笑う。


そんな笑顔されたら、許しちゃうし…。