「実莉は?
今までどうだったの?」
「え?
私は好きな人とかは、いたけど残念ながら付き合ったりとか無かったんだ。」
私が言うと、ほんと~?って顔して高島君が私を見て笑ってる。
なんでか慌てて、私は話を付け加える。
「…ホントだから。
でも、好きになる人はセンパイが多かったな。
何でだろ…?」
「きっと実莉が何気に、甘えんぼだからじゃない?
でも実莉が好きになったその男は、実莉の可愛いトコに気がつかない何てもったえないなぁ。
俺からしたら、良かったけどね。
お陰で、俺が最終のカレシになれたんだから…。
来年も一緒にクリスマスしようね。」
ニッと笑いながら言われて私は赤くなる。
「うん。」
って私が答えると、
夕焼け色の部屋で、
抱き寄せられて
温かい穏やかな
キスをする。