「どうした?」
高島君が気がついて、私の髪を撫でながら言う。
「ううん。何でもないよ。
お昼寝もいいね!」
って私が言うと
「うん。そうだね。
実莉の髪の毛つるつるしてて気持ちいいね。
しかもイイ匂い…。」
ってつぶやく。
幸せだな。
こうゆう時間。
こうゆう感じが、恋人同士の気持ちなのかな。
私は暫く、髪を撫でる高島君の手の感触に浸っていた。
ピタっと高島君の手が止まって、急に起き上がる。
―?
「そうだ!写真とろ!?」
私がびっくりしていると、高島君はそう言って、インスタントカメラを机の引出しから取り出した。
ベットの上で、並んで座って高島君が私の髪を直す。
そしてくっついて、高島君がカメラを持った手を伸してレンズを向ける。
「せーので取るよ。」
「うん!」
「せーの!」
カシャ
「うまく撮れたかな?
まぁあと4枚あるから次は、アホ顔で!」
「えー!!」
「いくよ!せーの!」
カシャ