「寝る?」
高島君が真顔で聞く。
「へ?私ねむくないょ?」
きょとんとして私は答える。
……。
「――ぷっ!
実莉、昼寝しょ!」
一瞬高島君は、びっくりした様に止まってすぐに噴出して、笑いながら私の横に寝そべる。
…アレ?
寝るって、眠る方じゃなくてもしかして…。
アッチの寝る?
だったのかな??
―――――!!!!!!!!
だとしたら、私とてつもないすっとぼけ方した!?
寝るって言うから、普通にお昼寝だと思って…。
どうしよう。
でも今更、言い訳しても、変だし。
これも勘違いだったら、もっと恥ずかしいし。
どうしたら良いんだろう?
空気読めないっ女て思われたかな?
でも、するってなっても私経験無いからどうしたら良いのかも分らないし。
ってゆうか、妄想で1人で空回りし過ぎ!?
グルグルになった思考回路から、現実に戻ると
私はすっぽり高島君の腕枕で反対の腕で抱き抱えられて、お昼寝の体勢になってた。