高島君の腕の中の温もりで、ウトウトしてきた。


暫くポーっとしていると、手を緩めた高島君が私を見て聞く。



「寝てる?」



「寝てないよ?」



私は笑って答える。
高島君も笑顔。



だんだん顔が近付いてきて、私は目をつぶる。



…キス。



抱きしめられて、甘くて長いキス。


私も高島君の首に手を回して、抱き付く。


今までで1番長いキス。


頭の中がモウロウとしてくる。



解けちゃうよ。




ガサガサ…。



??



キスをしながら高島君がベットの横のチェストの引きだしを空けて何かを出した。