優しく私を抱き締めて、高島君がつぶやく。



「早く抱き締めたかった。」


私を包む高島君の腕に力が入って
さっきより高島くんの胸に私の顔が密着すると
体温と香りと一緒に、高島君のドキドキが少し早くなっているのが伝わってくる。



高島君も私と同じ様に、ドキドキしてくれてるのが嬉しかった。



幸せな温かさ。



とても居心地が良くて
落着く。



「うん。私も…。」



私がそう言うと、



「も~なんなの?
もぅ俺ヤバイ。」



―?

ヤバイってなんで?
何か、したかな?



私が考えいると、高島君は私を抱き締めていた手を緩めて、オデコとオデコをゴチン。



「いたっ☆」



!?



高島君を見上げると、ニカッっと笑って



「このまま抱き締めてたら、愛し過ぎて襲っちゃいそう。」



―――――!!!???