普通にキスしたんだし、別にどぅって訳じゃ無いんだけど、初キスを思い出した後だからちょっと恥ずかしい。



でも変に意識してもおかしいから、勢いよくグイっと飲む。

あ。



「ホントだ!おいしぃ!!」


予想より美味しくて、変な緊張が解けた。



なのに。

高島君がイタズラっ子顔でニッコリして



「間接キス。」



―ドキッ



不意打ちな言葉で私は一気に赤くなる。



「もぅっ。」



私は顔を隠して、高島君の肩をペシっと軽く叩いて、照れ隠しする。



「照れるなよ。
カワイイなぁ、もぅ。」



そう言って、私をのぞき込む。



そして優しく髪をなでて

優しいキス。


更に照れる私を見て

またキス。




今日のキスの味は、ちゃんとわかった。




フレーバーティの味。