途中のコンビニで、お菓子とジュースを買って高島君の家に着く。
今日はカーポートに白い軽自動車が止ってる。
お父さんは仕事って言ってたから、おかーさんかな?
そう思って、緊張してくる。
2度目の高島君の家。
緊張とは裏腹に、高島君のおかーさんが高島君とそっくりな笑顔で出迎えてくれた。
「いらっしゃい。
ゆっくりして行ってね。
海紹介してよ♪」
なんか一瞬美人なおかーさんで、緊張したけど
フワフワな笑顔で迎えてくれて、ホッとする。
「立野実莉さん。
でウチの母。」
「立野です。
おじゃまします。」
私はカミそうになりながら、挨拶する。
「ミリちゃんかぁ。
カワイイ名前ねぇ。
海を、宜しくね♪」
「あっはぃ。
こちらこそ。」
私がオドオド答えると、高島君が私を家にあげて
「かーさんは、もぅいぃから。」
そう言って、私を2階に連れて上る。
私は高島君のおかーさんに軽くペコリとして
階段を上って、高島君の部屋に入った。