さっきから、会いたくて仕方かなったせいか


キラキラして見える。
やっぱりカッコイイ。


褒め過ぎかな?



高島君も私に気がつく。
にっこりと見慣れてきた笑顔で



「オツカレ!
行こっか。」


「うん!」



私も元気に返事をして、2人で歩き出す。



周りで他の子がこっちを見てなんか話してる。


気になるけど、気にしない!!


そう1人で決意して、堂々と隣りを歩く。



段々周りのヒソヒソ声も目線も、優越感に変わって心がくすぐったい。



好きな人とこんな風に歩けて、一緒に帰れて私の憧れがまたひとつ


現実になった。



学校から少し離れた所まで歩いて、高島君が自転車の後に乗せてくれた。



高島君の背中。

おっきくて、広い。


私は思い切って、後からギュッと抱き付いた。