「じゃあ、昇降口まで一緒に行こうよ!」


なぉが言う。
メールの事をなぉに言ったら、仕方ないぁ~って言いながら一緒に下まで行ってくれる事になった。



しっかし…メールが来た後は長かった。
ずっと時計見てたから、逆に時間が経つのが長かったのかな。

それとも、楽しみに過ぎて?
かな?

高島君から来たメールみて、気持ちだけ先に門まで行っちゃってたからな…。




冷やかされながら昇降口に下りて、なぉと別れる。


なぉは笑顔でガッツポーズで、私を送りだしてくれた。




私にいつも勇気をくれるなぉ。

なぉがいなかったら、私はこんなに前向きに高島君と付き合えなかったかも。



そう思いながら、昇降口を出て門に向かった。



だってほら、
とてつもなく緊張してきた。


みんなに見られてどう思われるかも、やっぱり少しは気になるし。



そこにはもう、自転車を押して門で待っている高島君の姿。



近付く程高鳴るドキドキと、過剰に感じる皆の目線。


"もっと自信持って"


なぉが言ってくれた。
そうだよ!
大丈夫。