やがて成績表を返し終えた先生が、冬休みについて話をしている。


窓の外は、気持ちの良い冬晴れ。


なぉのおかげで、私の気持ちもカラっと晴れていた。



単純だな私も…。



そう思いながら、ここから見える学校の外の道を並んで歩く高島君と私を思い浮かべる。


やっぱり私じゃ、客観的に見たら不釣合いかもしれない。

けど、高島君が一緒に帰ろうって言ってくれたんだもん。

私はそれでいぃと思った。




ブル…ブル……


メール?


こっそり見てみる。



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from:高島君
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終わったら門でまってるね!
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思わず1人でニヤける。
すぐ返信!!



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TO:高島君
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わかったぁ!
また後でね♪

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内心ウキウキだけど、平常心を保ちながら、チャイムが鳴るまで時計と睨めっこ。