急にモヤッとした私の心。


教室に戻って、ホームルーム。



先生が1人1人前に呼んで、成績表を渡している。

呼ばれてる生徒以外は自由なので、休み時間の様に教室の中は賑やかだ。

私の順番が来て、先生の前に立つ。



「立野英語と数学もうちょっと頑張ろうな?」



そう言って渡され、席に戻って開いて見たら、更にブルーになった。

英語なんて、学年で後から20番…。
赤点ギリギリだったもんな…。



ガッカリしている私に、貰って戻って来たなぉが
どうだった?
ってのぞき込む。



「……。
実莉美術と世界史超いいじゃん!」


「み~たぁ~なぁ~!!」



私は、なぉの成績表をのぞき込む。


英語193点…。
すげー!!!
学年3位。



この差は一体何なんた…?




私がガックリして机に伏せていると、なぉがびっくりして



「てゆうか実莉?
そこまで落込む程全体的に悪くないでしょうよ?」



って聞いてくる。
机に顔を伏せたまま、ポツリとなぉに聞いてみた。



「私と高島君て差が在り過ぎて、不釣合いじゃない?」