チャイムがなり


先生が教室を出て行く…



と同時に


ハニカミ顔でなぉが
振向く。





「宮田君から…。」



嬉しそうに言う。


「やったじゃん!
良かったねなぉ~。
で、なんだって?」


「オヤスミって。」


「それだけ!?
それで電話くれたの!?」


「…うん。」


「くぁ~ちょういぃかんじじゃん!
いぃなぁ~憧れる。
そうゆうの!!」



もぅ私、テンション上がりまくり



「もぅ実莉。
喜び過ぎだって…。
でも、ありがと。」


にっこり言う

そのなぉの笑顔はとても幸せそうで

私まで、あったかい気持ちになった。



「なぉ恋してる女の子って顔してる。」



私が思わずそぅ言うと、

なぉは更にハニカんだ。