「これって?」

「いつも喫煙反対派の女二人にいじめられてるからな。味方が欲しかったんだよ。それに…暇そうなのはおまえしかいなかった。」

「なんだよ。それ。」

僕達が笑っていると 店のおばさんが定食を運んできた。

「腹減ったー!さっそく食おうぜ。」


宮川は一瞬箸を止めるとこう言った。

「これからもよろしく頼むな。また来いよ。」


「あぁ。」

僕は小さく返事をした。


宮川が僕を誘った理由は他にあるんじゃないか…そんな気がしてならなかった。