「やっと!美月が到着したところで…お前遅刻だからな!えぇー二人に紹介します。ここに座っているのは 俺の会社の同期で 内山優。」


内山 優 さん…。


「内山です。よろしく。」

彼ははにかんだ笑顔を見せた。

初めて出会った時に見たあの笑顔と同じ…。


「内山― お前は本当に真面目なやつだな。もうちょっとこう…ギャグを交えてとかだなー。」

そこに晴香が割って入った。

「涼太の寒―いギャグよりはましでしょ。ええと 私は奥田晴香といいます。音楽スクールでピアノを教えてます。」


次は私の番だ。

「あの…私は相原美月です。看護師してます。」


彼は静かに微笑みながら聞いていた。