間接照明を使った 雰囲気の良い店内を見渡すと 一番奥のテーブルに目が留まった。

涼太が軽く手を上げ その横で晴香が大きく手を振っていた。


そしてもう一人。





嘘…。





私は大事に抱えてきた花束を床に落とし しばらく動けなくなったのだった。