日曜の夕方の駅は 人でごった返していたが 平日とは違って少しのんびりして見えた。

家族連れ 友達 恋人…。

どれも僕とは無縁の物に思えた。

自分が幸せな人生を歩めるなんて とても思えなかった。


僕は電車に乗り込み入口のすぐ側に寄り掛かった。

そして 景色がどんどん流れて行くのを遠い目で見送った。