「美月はね。私の自慢の友達だよ。美人だし。とっても優しくて。そして…すごくキレイな心を持ってる。」


「キレイな心?」


「そう。すごく透明なキレイな心。私も涼太もそんな美月が大好きなの。だから過去にとらわれないで前を見なきゃ。」

晴香は私の目をしっかりと見て続けた。

「いつかは内山さんにも話さなきゃいけない日がくると思う。でも二人で乗り越えていかなきゃ。恋人同士でしょ。」

「そうなのかな。」

「そうだよ!なーんて 恋人のいない私が言っても説得力ないけど。」


そう言って晴香は笑った。