「昔に戻るだけですよ…?」
 「そりゃぁ…そうだけど…風邪うつるよ?…」
 「風邪くらいあなたのそばにいられるなら……」

光が細めた瞳で由乃を見つめる

 「もう…いなくならないで…由乃」

由乃の長い黒髪を自分の方に寄せてキスをする