「パパ…あの時って……」

由乃の言葉に博和はからは震えが消え

 「…知っているだろう?火事のことだよ…火事の後私は直ぐに川波家に連絡をした、そしたらそこの方は孫とは思ってないだから施設にでも預けてくれと……その後私たちはお前を養女にしたんだよ…」

博和も由乃の手を握りかえす