窓際に腕を組んで由乃を見ていた男性が

 「これがひさしの娘か……」
 「ええ……」
 「パパ?…どなた?」

由乃がカバンを置き博和の隣りに座る

 「ひさしの父と言えばわかるかな?…つまるとこ私はお前の祖父だ」