「隆介…?」

えっ?
「聞こえるの?」


「何言ってんの?聞こえるよ何処にいるの?やっぱりいきてるのね?」


どうやら梨紗は僕の声は聞こえるが姿は見えないらしい。


僕は首を横に振った。

「僕は本当に死んだんだ。」

「冗談はいいから出てきてよ。」

「梨紗の目の前にいるよ。」

「嘘だ!」

「本当だよ。死んだから見えないんだよ。」

「嘘だ!嘘だ!」

「信じてくれよ。」

「……。」

少しの沈黙…。

梨紗が口を開いた。