「り、梨紗ちゃん…。」


「おばさん…、嘘ですよね…?」


一体何がどーなってんだ?

「隆介が死ぬはずないっ!」


僕が?し、死ぬ!?

「何言ってんだ?梨紗…。僕は死んでなんかないよ。僕、ここにいるじゃん。」

梨紗は僕の呼び掛けに反応してくれない。



「すいません。」


医者とナースが僕らの元にやって来た。


「先生っ!!嘘ですよね?」

すがるように医者にしがみつく梨紗。


残念そうに医者が首を振る。

「高木隆介さんは亡くなりました。」


え?