「ア・・・メ・・リア・・・あた・・し・・?」


声が掠れる。


頭がぼんやりとして身体が思うように動かない。


「レオン、レオンは・・どこ・・?」


身体を起こそうと試みるが力が入らない。


「ティナ様、すぐにご主人様はおいでになられますから 安静になさってください」


「いや!レオンっ!レオン!どこにいるの!?」


ティナの心に不安がよぎった。


夢見が悪すぎたのだ。


レオンがジェイソンに殺されてしまったのではないかと思ったティナは狂うほどにレオンの名を呼んだ。