ティナはその日から1週間眠り続けた。


その間、レオンは生気を与え続け早く目を覚ましてくれるように願う。





「ティナちゃんはまだ目を覚まさないの？」


ティナの部屋に入るなりエミリオはアメリアに聞いた。


レオンと廊下ですれ違ったエミリオはレオンに声をかけられなかった。


「はい　ご主人様もずいぶんいらだっておいでで・・・」


アメリアが深いため息を吐く。


「ああ、今そこで会ったよ　会ったと言うか・・・すれ違っただけだけどね」


エミリオはティナの眠るベッドに近づいた。


「ティナちゃん、早く目を覚ましてくれ・・・でないと被害が出てしまうよ」


やせたな・・・。


もともと華奢なティナなのにこの１週間でますます細くなっている。


レオンも早く血を分けたいだろうに・・・。


目が覚めないことには無理・・・じゃない！


もしかしたら・・・・。