「ここはどこ・・・?」


男の気配にもゾクッと凍るようだが今いるこの場所にも冷たい冷気がティナの身体をまとい付く。


ティナの身体は小刻みに震えた。


「城のかなり下にある地下牢だ」


「地下牢・・・・」


良かった。


城から離れていないんだ。


「喜ぶのもそこまでだぞ?」


ジェイソンがティナの腕を掴み立たせる。


「あたしの考えを読まないで!」


考える事が筒抜けでイラッとなる。