「やあ、ティナ」


見知らぬ男の声がしてティナは飛び上がるほど驚いた。


声の方を向くと銀髪で目つきの鋭い男が部屋の隅に立っていた。


「だ、だれっ!?」


「俺はジェイソン レオンの異母兄弟」


レオンの異母兄弟・・・?


でもレオンは兄弟はいないって・・・?


「俺の存在は隠されているんだ ごく一部の者しか俺の存在を知らない」


面白おかしく言うジェイソンにティナは背筋が寒くなる。


(どうしてここにいるの?)


「ここにいるのはお前を苦しめる為さ」


ティナの考えを読んだかのようにジェイソンが言う。