「あのさ、僕たちの結婚式はどうなっているの?もう100年も待っているんだよ?」


「100年ではないわ まだ98年よ?」


アシーネがさらっと受け流す。


その長さにティナは驚くばかりだ。


レオンは2人の会話についていけないとティナに肩をまわした。


「レ、レオン様っ?」


肩をまわされて顔を近づけるレオン。


「放っておけばいい」


レオンはティナのピンク色の唇に指を触れてから唇を重ねる。


ヴァンパイアになって変わったところがある。


それは人前でのこんな触れ合いも平気になった。