「で、俺にも付いてきて欲しいって?」


ダーモッドがふくれっつらな顔でティナを見る。


「誰に向かってそんな口の聞き方をする!」


アメリアがダーモッドの頭を拳(こぶし)で殴る。


「いって~」


叩かれた頭をさするダーモッド。


そんな2人を見てティナはハラハラしている。


「ダーモッドに用事があるのならいいの アメリアと2人で行くから」


ティナは早口で言った。


「ダーモッドに用事があるはずはありません」


アメリアがきつい声でダーモッドを見て言った。