「そりゃあ~恋でしょ笑」


陽菜は、
可愛く微笑むんだ。




「そうなのかなあ。」




「悩んでる時点でそうっしょ!!恋愛の達人を信じなさい!!」



(恋…かあ。あたしもついに恋しちゃったかあ。)


「どーりで最近、杏がぼけっとしてる訳だっ。」


「ぼけっとぢゃなくて、悩んでたの!!」


「杏も悩むんだっ笑」



「陽菜~`´」



きゃーきゃー言いながら
夕日を背に帰るあたし達
は屋上からの視線に気が
つくわけがなくいつも通
りに帰って行ったんだ。