「マア…」 「マア…」 「そう…もうお兄ちゃんは卒業…でしょ…だから…」 「真琴…」 「マア…」 「ん…」 「アタシを女にしてくれる」 そう言って真琴は振り向き…俺にキスしてきた。 そのはずみで二人は床に重なり合うように倒れこんだ。 今まで半年以上…懸命に押さえ付けてきた感情が一度に溢れ出す勢いだった。