ーー真琴こんな時間に… 俺がドアを開けると、真琴が一人で立っていた。左手にはかばんを持って… 「真琴…おじさんの家は…」 「マア兄、入れてくれる」 「あ…もちろんだろ…さ、入れよ。」 「うん。」 真琴の顔はどこか遠くを見つめていたような感じがした。