角を曲がると夜中にも関わらず、先の方には人だかりができていて、空は朱く染まっていた。 真琴の顔色が一瞬で変わった。 「嘘…」 そう言い真琴は走り出し…俺もすぐに真琴を追いかけた。 「おい真琴どうした」 一瞬だけ振り向いた真琴の顔は真っ青で「アタシん家…家がなくなっちゃう」と言って走った。