「あーっお前…真琴、今鼻水も拭ったろー」
「いいじゃん…アタシの鼻水…綺麗なんだから」
と言いながら…俺の腕を叩きながら…また…涙声で…
「…んで…あの写真の子がつばさ君」
と壁に貼っている、つばさが多分5歳の時、妻と三人で行った遊園地で撮った写真を見ながら涙声で言った。
つばさの右足には黒い装具が俺をまた過去に引き戻す。
「そう。」
「可愛いね…あんなに可愛いのに…。マア兄も…辛かったんだよね。」
と言って…また泣き出した。
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