前の妻と別れる決心をしたところまで話した時、喫茶店のマスターが「すみませんが、もう閉店の時間なんだけど。」と済まなさそうに言って来た。 時計を見るとすでに夜の10時を過ぎていた。 すると真琴は残念がり 「え〜嘘もうそんな時間」 と俺の顔を見上げた。