「それより、朱音なんで泣いてるの??」

「だって、本当に秀夜が私の誕生日忘れて帰っちゃったのかと思ったんだもん」

「バァーカ!!
忘れるわけないじゃん!!」

「じゃあ、なんで先に帰ったの??」

「朱音をびっくりさせたかったから」

「それだけ?!」

「そうだよ」

「私、すごく不安だったんだよ
秀夜なんか大っ嫌い!!!」

―――バンッ!!!

俺、最低だ
喜ばせようとしたのに、逆に不安にさせちまった
バラの受け取ってもらえなかった

「ヒック.....ヒッ.....」

朱音泣いてる
今、家に帰っても仲直りはできないし
よしっ!!!
朝までここにいる
それで、絶対謝る