俺は、興奮が覚めやらぬままひたすらカクテルを作り、サラダを作り…
気を紛らわそうとする。
だけど、目の奥にまだ残るゆかりの恥ずかしそうな顔や
耳に残るゆかりの声が…
俺の集中力を鈍らせる。
もう、安心していいのかな?
携帯事件は解決したって思っていい?
もう、突然泣き出したり…
突然俺の前から消えたりしない?
体で伝わる愛だけじゃ、愛の大きさは測れないけど…
今日のゆかりとのエッチは、俺とゆかりの愛の大きさを感じちゃったんだ。
2人だけの秘密のプレイは、俺とゆかりのSEXライフをまた盛り上げる。
そして、心の繋がりも…
「あははははは、さくら頑張んなよ。」
背後から聞こえるゆかりの笑い声が、俺の胸を高ぶらせる。
やっべぇな。
初めてのエッチの後みたいに、ドキドキしてる俺。
俺、自分で自分が止められなくなりそうでちょっと怖い。
バイト先のトイレでHしてる時点でかなり変態なのによぉ。
公園だの
学校だの…
河原だの…
そして、とうとう足を踏み入れてしまった。
SMの世界…
これっきりにするぞって自分に言い聞かせながらも、
俺の頭の中では
目隠し用のハンカチをどれにしよう…なんて考えてしまってる。