一緒に居るであろう誰かと、何をしていたのかを知るのはずっと後だった。
淡く残っていた不快な記憶を思い起こさせたのも、その時何をしていたのかを教えたのもママと呼んでいた彼女だった。
後に、芽生える歪んだ関係。
その関係は俺の身体が大人のそれに成長した時に始まった。
自分があの時に聞いたあの声を喘げさせているのだと……、あの時にこんな行為をしていたのだと考えると、嫉妬に反して興奮にみまわれ、そそり起つそれをママは口に含んだ。
ママの太ももには濁った液体がつたっていた。
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