「あのね!あのね!」 モモコが息切らして、アタシにあるコトを話した。 「山本先輩が、レイのコト好きなんだって!」 「…?!」 アタシは少し戸惑いを見せた。 「えっ?!ヤバくない?!だって山本先輩って学年1イケメンでしょ!?レイッ危険だよぉ!世界を敵に回したくらいっ!」とエナが焦りながらアタシに言った。 アタシは興奮状態になっている。
(どっどうしよぉ〜) そして、アタシはゆっくり自分のイスに腰をかけた。(よかったぁ〜!まだアタシのクラスにはバレてないなぁ…でも三年生にはバレてるかもぉ!) そして、休み時間一緒のクラスのモモコとエナとミクがアタシを何故か隠した。『どうしたのぉ?』アタシは小さい声でつぶやく。 『三年生がレイを探してる…』とエナが震えた声で教えてくれた。みんなアタシのために怖い思いをしてくれてる。と思いみんなを巻き込む訳にはいかない。と思いアタシは三年生の方に向かった。

「なんですか!」 アタシは声を張り上げた。「お前どうやって山本おとしたんだよ」 「落としてなんかしていません。あっちが勝手にアタシを好きになっただけですけど」 「お前むかつくっ…」 と言い残して三年生は去って行った。