時は遡り…
昨日の放課後


私は直に学校近くの公園に呼び出された

(寒いな…直の話ってなんだろ?)


直は高校で知り合ったクラスメイトで気の合う男友達

翔太と仲良かった事もあって私も結構仲良しだったりした


「よッ」


公園に着くとすでに直がベンチに座って待っていた


「お―」

私はその隣に腰を下ろす


(…いつもと違う)

そう思った…


いつもはバカな事ばっかしてんのに…
その日の直は妙に真剣だったんだ



「話ってなに?」


「いきなりそれかよυ」

「うん、だって寒いんだもん…」


アタシの色気のない発言に直は唖然としていた

しばらく沈黙が続く


直は頭をかいてその沈黙を破った


「俺…








光が好きなんだけど…」


春みたいな晴天なのに風はウソみたいに冷たい

私はただ驚いて、直を見た…

「え…今何て?」

その言葉さえウソではないかと思ったのだ