こがらしの吹く公園…


「ひかり…ずぅッといっしょにいようね」


「うん!!!」



小さな少年と少女が
そう言葉を交してから月日だけが流れた




"幸崎 光"
16歳の高校1年生


私には普通とは違う幼馴染みがいる






アタシの左薬指に光る玩具の指輪…








その指輪をくれたのはまさに幼馴染みのそいつだった



若気のいたりと言うか…
過ちというか…




私たちは小学校に上がる前、結婚の約束をした





それは回りからみたらたんなる子供の約束にすぎなくて…





ふつうの人間なら忘れているのが当たり前…





でも…








でも私は…










未だにその約束を忘れられなかったりしてるのだ