ふいに胸の先端を噛まれ、私は、う、と呻いた。
「こっち見ろよ」
 私の胸に顔をうずめていた田中が、不満げに私を見ていた。
「ごめんね、センセイ」
 私が笑ってごまかすと、田中は手をスカートの中にもぐらせた。私はあわてて田中の手をつかむ。
「あ、ちょっとやめて。今日はもう帰りたい」
 田中は無言で私の下着に手をかける。
「ちょっと! やめてってば!」
 腕をひっぱりやめさせようとするが、力では敵わない。田中は私の敏感な部分に触れ、芽を優しくこねる。
「や! ほんとに、やめて」
 
 そのときだった。
「先生? 田中先生? いるんですか?」
 声がして、生物室のドアががたりときしんだ。