「今日から午後授業始まるけど、昼飯どうする?」


『あ、大丈夫。お弁当二つ作ってるから。これなら経費から出るからお弁当の方がいいでしょ?』


台所には大小二つの弁当箱が置いてあった。これで昼飯代が浮いた。


「そっか、じゃあ冷凍食品とかも買わなきゃな。今日スーパー行くか?」


『うん。あ、それと昨日の森さんのハンカチ洗った?』


「あぁ、もう乾いてる。学校行ったら返すよ。」


森 木乃香か。今日もずっと本読んでんだろうな。