台所に向かおうとしていたら風呂場から空の声が聞こえた。俺は急いで風呂場に向かう。


「どうした空!?」


ドアを開けると裸の空がいた、腰が抜けたのかへたりこんでいる。空は体は小さく幼い顔と性格のわりに女の子としての部分は大人だ、プロポーションがいいというのか?てか女の子なんだから裸で股広げるな。そんでいくら兄貴でも隠せ。


『今、そこにムカデが…』


ムカデ?空が指さしたところ、水道管の接着部。そこに指が入るくらいの穴があり、確かにムカデがでてもおかしくない。

空はカブトムシとか蝶とかの虫は好きだが、ムカデとかゴキブリとかの虫は叫ぶほど嫌う。ちなみに俺は好き嫌いはしていないが、全面的に触れる。


「ムカデか、とりあえず服着ろ。俺が修理と駆除しといてやる。」


『うん…』


俺の前で堂々と下着を着替え、パジャマを着てリビングに戻る。