今日は午前中インストラクターとともにカヌーの練習をし、川のそばで昼食をとり、午後は海に出て競走を行う。
「え~と、この班の担当をします。矢澤です。よろしく。」
川でインストラクターの人の紹介を受け、行動班に一つカヌーを扱う。
結局ずっと空とは話せず、目も合わせてくれなかった。俺も空を避けていた。また拒絶されるのが恐かった。
そのかわり、優がよく俺に話しかけるようになった。昨日のことを気にしているかと思ったが、特にそんな感情は見せなかった。
空を避けやすくなったし、余計なことを考えなくていいから、ほとんどずっと優と話していた。
川岸でオールの漕ぎ方を学び、実際に川の流れに乗って降って行く。
案外体力、集中力が必要だったので楽しくできた。
昼食を海辺と川の境目で食べていると、空が冬真や大地たちといる俺の隣に座ろうとした。
「海く~ん!隣いい?」
優が空よりも速く、俺の隣に座り、腕がくっつくぐらいすりよって来た。
俺に気づかれないよう優は後ろを向いて空に勝ち誇った顔をした。
空は俺たちから離れ、違う娘と昼食を過ごした。
「どうしたの空ちゃん?お兄ちゃんと一緒にご飯食べないの?」
『もう…いいの…』
「え~と、この班の担当をします。矢澤です。よろしく。」
川でインストラクターの人の紹介を受け、行動班に一つカヌーを扱う。
結局ずっと空とは話せず、目も合わせてくれなかった。俺も空を避けていた。また拒絶されるのが恐かった。
そのかわり、優がよく俺に話しかけるようになった。昨日のことを気にしているかと思ったが、特にそんな感情は見せなかった。
空を避けやすくなったし、余計なことを考えなくていいから、ほとんどずっと優と話していた。
川岸でオールの漕ぎ方を学び、実際に川の流れに乗って降って行く。
案外体力、集中力が必要だったので楽しくできた。
昼食を海辺と川の境目で食べていると、空が冬真や大地たちといる俺の隣に座ろうとした。
「海く~ん!隣いい?」
優が空よりも速く、俺の隣に座り、腕がくっつくぐらいすりよって来た。
俺に気づかれないよう優は後ろを向いて空に勝ち誇った顔をした。
空は俺たちから離れ、違う娘と昼食を過ごした。
「どうしたの空ちゃん?お兄ちゃんと一緒にご飯食べないの?」
『もう…いいの…』