「来ないね~。」



雫君からメールが来て放課後、校門に集合!って言われたから来たけど、雫君はまだ来てないみたい。



ここで教えてくれるってことかな?



「千夏せんぱ~い!」



学校の方を見ると、雫君が走ってこっちに来てるのが見えた。



「すいません!ちょっと遅れました…。」


『ううん。大丈夫…。』


「もう!さっさと教えなさいよね!」



もたもたしてんじゃないの!と、梨沙が雫君に言った。



「ごめんって。もう少しで来ると思うから。」



と、キョロキョロと周りを見渡して言う雫君。