「お、女の子が…。」 『は?女の子が何?』 「いる…。」 ………。 『は?』 どこにでも女の子はいると思うんですけど。 「雫がいる…。」 し、雫君!? 『どこ…。』 「そこ…。」 あたし達の真っ直ぐ前を指差す梨沙。 てか、女の子と関係あんの? 雫君を探そうと、梨沙が指差した方向を見た。 え…。 『雫君…?』 の隣に女の子…。 『「…何で?」』 あたしと梨沙の言葉がみごとにハモった。