「先輩!帰りましょ!」



今日も部活が終わり、帰り支度が終わった雫君がこっちに来た。



「せんぱ~い、手、繋ぎましょうよ~。」



いつもの帰り道、雫君が言って来た。



結構前から言われてるんだけど…。



『あ、暑いからヤダ。』



恥ずかしくて無理~!



「むぅ~、また~?」



そして、毎回のように口を膨らませてふくれている雫君。



「冬になったらいいんですよね?手、繋ぐとあったかいですもん♪」



うっ…。